レパートリーの変化

昔のマリンバのレパートリーはどのようなものだっただろうか
そして、今後はどのように変化していくのだろう。

私がマリンバを始めた37年前。
一番最初に先生からいただいた楽譜は
「茶色の小瓶」
先生の手書きの楽譜でした。

次は「金婚式」
木琴のパイオニア平岡養一さんのレパートリーでもあります。
その次は「アマリリス」
そこから先の記憶は定かではありませんが、
「カルメン」「アメリカンパトロール」など朝吹英一編曲のオーケストラやバイオリンの名曲をマリンバで(ピアノ伴奏)弾きました。
このころの多くの曲との出逢いは、
今の創作活動に影響を与えてくれています。

その後はマリンバのために書かれた
三善晃「会話」にはじまる邦人作品、
海外作曲家の作品へと挑戦し、
今は「音から音楽まで」を表現の一環とし、
音さがしの段階から自分で模索するようになりました。

先日友人から興味深い資料をご提供いただきました。
マリンバのパイオニアであり、教育者
(出版されている3冊の曲集は現在も現役)工藤昭二先生のお教室の発表会のプログラムと写真です。

使用楽器は
「Ajax Deluxe Marimba-Xylophone」

Deagan, musserに始まる楽器としてのマリンバの歴史がどのようであったのか知りたくなりました。
今北米、ヨーロッパ、そして日本、アジアのメーカーなど世界各国にマリンバがあります。
昨今のローズウッドの枯渇により、
楽器自体が大きく変わるのではないか。
それによって当然レパートリーにも変化が出てきますね。

発表会のプログラムの中での当時の人気曲
「チャルダッシュ」「剣の舞」「山寺の和尚さん」
「チゴイネルワイゼン」は
今も変わりません。

大きく変わった事は、
4本マレットを持つことがスタンダートになった事によって、
マリンバのオリジナル作品が
多く弾かれるようになったことですね。

そして生徒さんの多さにびっくりです!

 

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