マリンバカタログ

YAMAHAマリンバカタログ

友人が部屋の掃除をしていてダンボール箱から出てきたという
古い鍵盤打楽器のカタログを見せてくださいました♪

[YAMAHA]   [KOSTH]  [KOROGI]の3社。
たかだか40年前のカタログにもかかわらず
マリンバの仕様が大きく変わっている事に、
今後のマリンバはどうなっていくのかなと
楽器の本体の側面からは勿論ですが、
マリンバが奏でる音楽の行く先も現在進行中で進化(退化?)していく。
その過程にたずさわっていく楽しみを
お茶を片手にカタログを見ながら思うのです。

コッスカタログ

「コッス」社カタログ

この40年のマリンバ楽器本体の変化は
何と言っても5オクターブが主流になってきた事。
低音の深い響きから高音の木琴のコロコロとした音色まで
出せるようになった事で、
西洋音楽の楽譜の概念の元での音楽のほとんどを
演奏できるようになりました。

倍音の取り方にも
各社、そして時代ごとに少しずづ変化していますね。
倍音によって変化する音色が
社会の変化を表しているのかなとも感じます。

現在のマリンバとの大きな違いの一つに
外見が大きく変わりましたね。
これだけ大きく空間を使う楽器ですので
デザイン性も重要視されてきました。
これは他の楽器には見られない現象ですね。

レパートリーでは、
朝吹英一先生が道を切り開かれた
西洋音楽の名曲のアレンジ作品。
12音技法の元で書かれた作品。
ロマンティックな音を使いながらアフリカの躍動感溢れるリズムを使った作品。
ジャズの影響を大きく受けた作品。
そして安倍圭子先生を筆頭にマリンバをソロ楽器として確立させた作品。
バンド形式、環境音楽 etc…….。
まだまだありますね。

コオロギカタログ

コオロギカタログ

どこに向かっていくのか。
それは全てのマリンバ奏者が感じている事で、
全ての奏者が日々模索しながら
最高傑作を頭に思い描き創造に励んでいるのかな。

とカタログを見ながら思うのです。

 

*カタログの中身すべてPDFで手元にあります。
うまくアップできないので、
もしカタログを見たい!という方
ritsukomarimba@gmail.com までご連絡ください♪

 

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